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Daphneが…

2010.05.26 Wed
先日日記に書いた、教会のおばあちゃん友達のDaphneが、昨日のお昼過ぎに亡くなったそうです。
3月初旬に食道ガンを宣告され、4月下旬に抗がん剤を飲み始めてからあっという間のことでした。

Daphneの親友のRosからのメールで訃報を知って居ても立ってもいられなくなり、今日は仕事を早目に切り上げてRosの家に行ってきました。
DaphneのダンナさんのDerekには近所に住む子供たちもいるし、きっと誰かがそばにいてあげてると思ったのですが、親友を失ったRosは独身で近所に住む家族もいないから一人で悲しんでいるんじゃないかと心配で…。

定年前はナースだったRosは意外と冷静に死因について話してくれました。
ガンそのものはそんなに深刻ではなかったそうで、副作用による吐き気のため水分が採れなくなり脱水症状を起こして先週病院に運び込まれ、腹膜炎も起こしていたことが発覚、そして月曜日に容態が急変して亡くなったそうです。

Daphneの容態が急変したとき、Rosはスイスにいる知人を訪ねて旅行中でした。
「私が旅行に行く前は、飲みたくなくても無理にでも飲むようにと枕元に必ず水を用意していたのに…」と悔やむRos。帰国便を早めたにも関わらず、Easy Jetの手違いでフライトが50分遅れ、その50分の間にDaphneは亡くなってしまったそうです。

そういえば私が日本で抗がん剤の点滴を受けたとき、健康な細胞にできるだけ影響が起きないようにと、抗がん剤の前と後に生理食塩水点滴を1本ずつ流してくれていたのを思い出しました。
気持ちが悪い時には氷嚢をあてて胃を冷やしたり、頭にアイスノンを巻いてできるだけ頭皮にクスリが行かないようにしたり、氷をなめて口内炎を防いだりと、私の担当医や看護婦さんたちがいろいろと配慮してくれていたのを今更になって思い出し、科学治療の経験者として私にも何かアドバイスできることがあったんじゃないかと悔やまれます。

「スイスの山々の美しい景色を見てるときに、Daphneのことばかり思っていたのよ。彼女にもこの景色を見せたいなーって。でも、もうそれもできなくなっちゃった。」
と、スイスで撮って来た写真を見せてくれながらちょっとだけ泣いたRosを見て、私も泣けてきました。

そういえば私は治療のほうが病気の症状よりもうんと苦しかったから、もし再発したら治療せずにホスピスに入れて欲しいと親に言ったことがあります。たぶんDaphneのガンはホスピスを選ぶレベルまで進行していなかったのかもしれないけど、でも彼女を在宅で自分で錠剤を取らせるだけで、副作用がひどくて一度外来に行ったときも「大丈夫でしょう。このまま続けましょう」と気楽に言って副作用を軽減しようという努力もしなかった医療チームを責めたくなってしまいます。新薬のトライアルだってのに綿密なモニタリングもなく、Daphneはどんなに心細かったことでしょう。
…こんなことになるなら、Daphneを治療せずに逝かせてあげたかったと思ってしまうのは、私が彼女の家族じゃないからかな。

Rosはホスピスを慰問するボランティアもしていて、一度私も連れて行ってくれたことがあったのですが、そこはとても静かで穏やかな場所でした。施される医療行為は、痛みや不快感を軽減するための麻酔等のみ。イギリスでは末期患者は無料でホスピスに入れるんです(チャリティー団体が寄付で費用を賄うため)。日本もそうなったらいいのにね。

ああ、なんだかよく分からなくなっちゃったけど、とにかく、もうDaphneの苦しみが終わったということだけが救いです。
どうか安らかに眠ってください。
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