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バンコク日記 その5

2005.08.31 Wed
本日は母上の遊び友達(=ちょっと年配)のマダムの皆様と一緒に、シルク王ジム・トンプソンの住んでいた家に行って来ました。
http://www.jimthompsonhouse.com/
http://www.jimthompson.com/index.asp

1950年代にタイシルクで一発当てたアメリカ人、ジム・トンプソンは1967年にマレーシアで休暇中に突如失踪し、その数奇な運命は数々の小説の題材にもなってます。

そんな彼が晩年(?)を過ごしたのが、このジム・トンプソン・ハウス。美術品の蒐集家としても名を馳せた大富豪の家は、釘を一本も使わない、伝統的なタイ・スタイル。今では美術館として保存され、タイ人のガイドさんが日本語で中を案内してくれます。

タイ各地から取り寄せた仏像や伝統的絵画に焼き物など、数々の調度品
(中にはネコ型のシビンとか、カエル型のおまる等の、かーなりイケテル物も。連れて帰りたかった!!)
に「ほおぉー」っと感心しながらも、ひとつ気になったことが…
それは、その美術品たち(特に布や紙で出来たモノ)の『劣化』。


別館の絵画館はエアコンや調湿機も入っているものの、その建物はかなり小さく、飾られているものもほんのわずか。
一方で、かなり大きなタペストリーや紙の上に描かれた絵画が多数飾られている本館は、空調設備が皆無に近い…。
高床式で風通しは良いのですが、屋敷のすぐ脇には運河が流れ、立っているだけでもジットリとした暑さを感じるような室内に飾られた絵たちの中には、顔料が剥がれ落ちたり、湿気のために額縁の中でヨボヨボと変形してしまっている物すらあります。

ジム・トンプソンが失踪した当時のままの状態で家を残しておきたいという気持ちも分かりますが、主がいなくなってたった40年でこの有様では、これらの絵たちは確実に100年ももたないでしょう…。

私がこれから大学に行って学ぶのは、こうして消えて行こうとしている貴重な史料たちを保存し、後世に伝えていく方法。
あー、早くこういう場で実際にお役に立てるようになりたいっす!!
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